和歌山県和歌山市で、わずか2歳の長女を死亡させたとして逮捕された平晴流(たいら・はる)容疑者(26)と妻の菜々美容疑者(26)。
2人は小学校・中学校の同級生という幼なじみ夫婦で、事件前には電気や水道が止まるほど生活が困窮していたことが分かりました。
さらに菜々美容疑者は妊娠7ヶ月で第三子を出産予定だったとされ、家庭環境の厳しさや精神的な追い込みが背景にあった可能性が浮き彫りになっています。
今回の記事では、こちらの話題についてまとめていきます。
事件の概要
平晴流・菜々美の両容疑者は、去年秋ごろから今年7月にかけて和歌山市内のアパートで、当時2歳の長女・流菜(るな)ちゃんに日常的に暴行を加えていたとされています。
今年7月10日、菜々美容疑者が「子どもが熱中症で息をしていない」と119番通報。
搬送先の病院で死亡が確認されましたが、死因は全身打撲による外傷性ショックでした。
体重はわずか約6kgと、2歳児の平均の半分しかありませんでした。
「普通の幼なじみ夫婦」がなぜ…
2人は小・中学校を共に過ごした幼なじみ同士。
結婚式は挙げておらず、親族も「子どもが生まれて初めて結婚を知った」と語っています。
周囲からは「ごく普通の若い夫婦」と見られており、夫婦仲に問題がある様子もなかったといいます。
そんな“普通の夫婦”が、なぜ悲惨な虐待事件を引き起こしたのでしょうか。
電気・水道も止まる“極貧生活”
親族によれば、事件前には生活が行き詰まり、電気や水道が止まり家賃も払えない状態になっていたとのことです。
夫の晴流容疑者は建設業を転々としていましたが、事件後の取調べが続いたことで仕事ができず、収入が途絶えていたようです。
髪を妻に坊主に切ってもらい、カット代を節約していたという証言もあり、経済的な困窮が家庭を直撃していたことがうかがえます。
菜々美容疑者は妊娠7ヶ月、第三子出産を控えていた
さらに衝撃的なのは、菜々美容疑者が妊娠7ヶ月で12月に第三子を出産予定だったことです。
すでに4歳の長男もおり、事件後すぐに児童相談所に保護されています。
親族は「2人とも子どもに会いたいとこぼしていた」と語っており、両親としての一面と、事件に至った現実の落差が際立ちます。
親族が語る“急変の2か月”
親族によれば、今年5月のゴールデンウィークには家族4人でバーベキューに参加。
流菜ちゃんは走り回って元気に遊んでおり、痩せてもいなければアザもなかったといいます。
しかし、そのわずか2か月後に死亡。
親族は「何があったのか分からない」と衝撃を隠せません。
「事件前は精神的に参って痩せていたが、うちに住んでからは少し体重も戻った。
普通に子どもを可愛がっていると思っていた」とも証言しており、表からは見えない家庭の闇が事件の背景にあったとみられます。
ネット上の反応は?
⚠️和歌山市の2歳の女の子虐待死事件
20代両親を逮捕送検 あごの骨折は
「ジャングルジムから落ちた」と嘘の説明
🚨紀の川市 父親 平晴流容疑者26歳
母親 平菜々 26歳➡️2024年秋~死亡した今年7月まで暴行→全身打撲でショック死
「虐待が疑われることを恐れ…」保護責任者遺棄致死🌀体重6kg 標準の半分 pic.twitter.com/jOO8unJVzM— せしる@せとさ🕣9月も静養 (@seshiru0602) September 27, 2025
平晴流(はる)容疑者 無職 平菜々美容疑者
1998年か1999年生まれ https://t.co/XtYr9SkhwT
— ぼちぼっち (@fight_botch) September 27, 2025
和歌山県紀の川市の建設業の平晴流容疑者と妻の平菜々美容疑者が2歳児の長女に対して食事を与えず、あごが骨折する全身打撲で殴り殺しています。子供からすればこの世の地獄だったでしょう。形式的に反省していると発達障害の裁判長に言えば行猶予付き無罪になります。
— saitoutakasi (@saitoutaka1955) September 26, 2025
>平晴流容疑者と妻の平菜々美容疑者長女の平流菜ちゃん
父親と母親の名前から文字を取って名付けたのだろう
望まれて生を受けたにも関わらず
理不尽に命を奪われてしまう悲嘆と憤りの極み。
日常的に暴力ふるい虐待か 2歳女児死亡時の体重わずか6キロ(読売テレビ) https://t.co/xhnzqjnZpr
— アナキン・東京ウォーカー (@LdFpTTdFiH8UyWK) September 26, 2025
2歳のお子さんが虐待で亡くなった…本当に胸が痛い…
この親子が殺したんだ‼️
平晴流(はる)容疑者(26)
母親の菜々美容疑者(26)#虐待 #和歌山
虐待容疑の両親、死亡した2歳娘を1人で残したびたび外出か 和歌山(朝日新聞) https://t.co/U44nuUhEr1— プロレスMAN (@rush_mitsuo) September 27, 2025
まとめ
「普通の幼なじみ夫婦」が、なぜ2歳の娘を死に追いやったのか。
その裏には、電気や水道さえ止まるほどの極貧生活、妻の妊娠による精神的な負担、そして孤立した育児環境が重なっていた可能性があります。
ただ、どのような事情があったとしても、命を奪われた流菜ちゃんは二度と帰ってきません。
今後の捜査で、事件の全容と夫婦の真の動機が明らかになることが注目されます。