人気TikTokerの「デコピン」さんが投稿した“1日だけ結婚してすぐに離婚する”という企画動画が、SNS上で大炎上しています。
「倫理観どうなってるの?」「戸籍をバズに使うな」といった厳しい声が相次ぎ、法的なリスクも指摘される事態に。
なぜ彼の動画はここまで波紋を広げたのか?動画の内容とネットの反応、そしてこの企画が抱える問題点をわかりやすくまとめました。
デコピンとは何者?TikTok発の“迷惑系ギリギリ系”インフルエンサー
デコピンさんは、TikTokやYouTubeで活動するインフルエンサー。
一時期“貧困系YouTuber”として自虐ネタや日常のトラブル系で人気を集め、近年では「過激×リアル路線」の動画を中心に投稿しています。
フォロワーは数十万人規模で、Z世代を中心に支持を集めてきたものの、その“バズ至上主義”ともいえる企画内容には賛否がありました。
企画内容:1日限定の“リアル結婚→即離婚”
問題となったのは、2025年6月28日に公開された動画です。
内容は、「公園で知人女性にプロポーズ→区役所で婚姻届を提出→結婚式風の撮影→すぐ離婚届を出す」という“1日限りの結婚生活”をやってみた企画です。
実際に婚姻届を提出したと見られ、戸籍上も一時的に“夫婦”となった可能性がある点が、炎上の火種となりました。
SNSで炎上!「倫理観が欠如している」「笑えない」との声多数
動画公開直後から、X(旧Twitter)やTikTokのコメント欄では、以下のような反応が飛び交いました。
「バズのために結婚するって…人としてどうかしてる」
「婚姻届に関わる役所の人も大変だよね」
「こういうの、もう“迷惑系”でしょ」
「笑えない。普通にドン引きした」
一部のファンからは「面白かった」「デコピンらしい」など肯定的な声もあったものの、全体的には批判が大多数となっており、プチ炎上状態が数日続きました。
法的リスクも?専門家が指摘する“戸籍をネタにする危険性”
さらに問題視されているのが、「婚姻届の悪用は罪に問われる可能性がある」という点です。
法律専門家によると、
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婚姻の意思がないまま提出した場合、公正証書原本不実記載罪(刑法157条)に該当する可能性あり。
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本人たちだけでなく、証人欄に署名した人も罪に問われることがある。
つまり、“ウケ狙いで結婚→離婚”という行為は、ネタでは済まされないリスクがあるということです。
なぜここまでやるのか?バズるために“結婚”を使う時代
今回の騒動は、単なる“炎上動画”として片づけられない重要な示唆を与えています。
インフルエンサーたちの中には、「再生回数」や「登録者数」を伸ばすためなら手段を選ばない人も少なくなく、人間関係・法律・道徳さえもコンテンツ化される時代になっています。
“迷惑系”から始まり、“ギリギリ系”へと進化した現代のバズ文化は、次の段階として“現実そのものを歪める企画”に突入しているのかもしれません。
ネット上の反応は?
📛 デコピン「結婚して即離婚してみた」動画に批判殺到…戸籍も感情も「釣りじゃない」?
元“貧困女子”として知られたYouTuber・**デコピン(29)**が6月28日に投稿した動画『ガチで結婚して即離婚してみたwww【釣りなし】』が、Xやコメント欄を中心に大きな物議を呼んでいる⚡… pic.twitter.com/nnMVMwRl06
— 不動産屋さんもみんな集まれദ്ദി ˃ ᵕ ˂ )企業公式相互フォロー (@WADAEMON_jp) July 2, 2025
その昔、電波少年というテレビ番組があってじゃな⋯。
“「倫理観どーなってんの」YouTuberデコピン 結婚→即離婚の“迷惑”企画に批判殺到” https://t.co/14vhopwzrH
— 米田七星 (@tab131) July 3, 2025
【違法】TikTokerが「1日だけ結婚して離婚」検証企画に波紋 「法的に大丈夫なん?」「違法な可能性あるらしい」
デコピンが会って2日の人と結婚し、その日のうちに離婚届を提出したことが物議を醸している。法律にも抵触するようだが。
#デコピン #インフルエンサー
https://t.co/tKF1egGkcD— リアルライブ | ネットの海から見極めるニュースの真実 (@reallivenews) July 2, 2025
まとめ:デコピン炎上企画は何を映し出しているのか?
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デコピンの“1日結婚→即離婚”企画が炎上
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SNS上で「倫理観の欠如」「不快」との声が多数
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法的にもリスクを指摘される危険な行為
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バズ至上主義が生んだ“リアル破壊系”コンテンツ
この一連の炎上劇は、単なる炎上系YouTuberの暴走ではなく、現代のSNS社会が抱える価値観のゆがみを浮き彫りにしているのかもしれません。