広陵高校“便器なめろ”強要の実態 加害者ではなく被害者が転校した理由は?

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夏の甲子園に出場していた名門・広陵高校(広島)が、2回戦を前に突如出場辞退を発表しました。

理由は「部員間の暴力問題」

しかし、その実態を追うと単なる部内トラブルではなく、「便器なめろ」とまで命じられた屈辱的な強要事件であったことが分かってきました。

さらに不可解なのは、暴行を受けた被害者が転校に追い込まれ、加害者が残るという構図。
SNSでも「理不尽すぎる」と炎上しています。

今回の記事では事件の経緯と被害者家族の訴え、そして学校側の対応の矛盾を整理していきます。

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目次

事件の発端は「カップ麺」から

2025年1月、広陵高校野球部の寮で1年生のA君と友人が禁止されていたカップ麺を食べていたところ、先輩部員に見つかります。

最初は口頭注意でしたが、その翌日以降、A君は先輩部員たちから暴行を受けるようになりました。

1月22日には、先輩から「反省しているなら便器をなめろ」「部員の下半身をなめろ」と命じられるなど、常軌を逸した屈辱的な強要を受けたといいます。

A君は拒否しましたが、その場にいた9人のうち6人から集団暴行を受けました。

恐怖に耐えられなくなったA君は、翌23日に寮を脱走。母親にSOSを出し、一連の暴行事件が発覚しました。

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学校側の対応と“報告書の食い違い”

事件後、学校側はA君の両親に対し「報告書」を提示しました。
しかし、その内容と高野連に提出した報告書の間には大きな差があったといいます。

さらに、監督との面談では「高野連に報告した方がいいか?」と聞かれ、「はい」と答えたA君に対し、中井監督は「2年生の試合がなくなってもいいんか?」「出されては困りますやろ」と事実上の口止めとも取れる発言をしたとされています。

学校側はこれを完全には否定せず、「規則違反への自覚を促す意図だった」と説明。
被害者家族との認識には大きな隔たりがあります。

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被害者が転校に追い込まれるまでの経緯

一度は寮に戻ったA君ですが、約束されていた「加害者との接触回避」も守られず、別の嫌がらせも続いたといいます。

「誰も信じられない」と両親に漏らし、最終的に自主退学を決意。
新しい学校へ転校しました。

一方、加害者の多くは処分を受けたものの残部員として活動を続けられる状況
「なぜ被害者が転校に追い込まれたのか」という理不尽さが、世間の強い怒りを呼んでいます。

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家族の告発とSNSの炎上

A君の母親はSNSで事件の詳細を告発し、広島県警に被害届を提出したことも明らかにしました。
しかし、警察の捜査は学校側の姿勢もあって思うように進んでいないといいます。

父親は「監督と校長から謝罪を受けていない。自らの言葉での謝罪会見を開いてほしい」と強く訴えています。

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まとめ

広陵高校の甲子園出場辞退は、決して事件の終わりではありません。
報告書の食い違いや監督の発言をめぐる疑惑、そして謝罪の有無など、まだ解明されるべき点は数多く残されています。

名門校の“強豪ゆえの歪み”が問われるなか、今後の調査や学校側の説明責任に注目が集まっています。

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