なぜ、舞台は“熱海”だったのか──。
ガールズバー刺殺事件の被害女性・伊藤凜さんは、事件の数日前、山下市郎容疑者とともに静岡県熱海市に滞在していた。
通報はあった
「女性が助けを求めている」という切迫した内容だったにもかかわらず、誰も彼女を救うことはできなかった。
では山下容疑者は、なぜわざわざ熱海に連れて行ったのか?
その行動には、ある“歪んだ目的”が隠されていた――。
山下市郎容疑者はなぜ伊藤凜さんを熱海に連れて行ったのか?
“最後の旅行”に隠された歪んだ目的
2025年7月、浜松市のガールズバーで起きた刺殺事件。
無職の山下市郎容疑者(41)は、店長の竹内朋香さん(27)と従業員の伊藤凜さん(26)を刃物で襲い、命を奪ったとして殺人容疑で逮捕されました。
事件の直前、山下容疑者は伊藤さんを静岡県熱海市に連れて行っていたことが捜査関係者の証言により判明。
その際、「女性が助けを求めている」との通報もあり、伊藤さんがすでに“危険な状況”に置かれていたことがわかっています。
では、なぜ山下容疑者はわざわざ熱海に連れ出したのか?
その「目的」とは何だったのか?
なぜ熱海だったのか?移動の意図を探る
事件の数日前、山下容疑者と伊藤さんは熱海市内で行動を共にしていたとされます。
これまでの報道からも、次のような動機が考察されています:
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観光地に連れ出すことで“最後の説得”を試みた?
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関係を修復したいという幻想を抱いていた?
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人気のない場所で“支配関係”を強めたかった?
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もしくは、最初から“逃げ場のない場所”を選んでいた?
いずれにしても、熱海という場所には明確な“意味”があったと考えられます。
「最後に2人きりになりたかった」?
山下容疑者は、こんな姿を想像していたのでしょうか。
山下容疑者は過去に伊藤さんと“アフター”で関係があったとされ、
その後、伊藤さんが距離を取ったことに激怒していたという証言があります。
つまり、彼の中では
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自分は特別な存在
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距離を取られたことは裏切り
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「話し合えば元に戻れる」と思い込んでいた
こうしたストーカー型の一方的な愛情と支配欲が混在していた可能性が高く、
熱海で“2人きりの空間”を作ることに異様な執着を抱いていたのではないでしょうか。
「説得」ではなく「逃げ場を奪う」ための移動だった?
一部では、「復縁を迫るつもりだったのでは?」という見方もあります。
しかし、実際に伊藤さんが助けを求める通報をしていたという事実が、その関係が“話し合い”ではなく“強制”だったことを物語っています。
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スマホの使用を制限されていた可能性
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伊藤さんが自由に行動できなかった
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山下容疑者が一方的に行動をコントロールしていた
これらの点から、熱海への移動は「旅行」や「説得」ではなく、
“支配・孤立・監視”という目的に沿った行動だった可能性が高いのです。
助けを求めたのに、誰にも届かなかった現実
熱海での通報は、「女性が助けを求めている」という通行人からの情報でした。
しかし、警察が駆けつけたときにはすでに姿はなく、そのまま2人は浜松へ戻ることに――
これは、明確な“誘拐”や“暴力”がなくとも、
「恐怖」「威圧」「逃げられない空気」によって人を拘束できてしまうという、
現代的な加害のリアルを象徴しています。
ネット上の反応は?
顔写真が公表されたね
「数日前に犯人と食事に行ったあと
被害者の伊藤凛さんと連絡が取れなかった」ということは犯人に監禁されていたってこと?
#山下市郎容疑者
#竹内朋香さん
#伊藤凛さん
#浜松ガールズバー pic.twitter.com/e9Hh8ndpx1— Aya “From JAPAN”🫧 (@ayaaya11182023) July 7, 2025
〈浜松ガールズバー2人刺殺〉「めんどくさい客」「彼氏の存在がバレた」
静岡県浜松市で起きたガールズバーでの殺人事件。殺害されたのは店長の竹内朋香さん(27)と店員の伊藤凛さん(26)。逮捕された男は事件後「小馬鹿にされたから…ごめん」と店の関係者に話していたという。 pic.twitter.com/31qz6i66zk
— 鈴音 (自由の義勇軍戦士)ロックが死ぬほど好きです! (@Suzune_Rinne_Pi) July 10, 2025
事件3週間前に“両手ナイフ男”が吐露した被害者・伊藤凛さん(26)への“異常な執着心”
《ガールズバー店員2人刺殺》https://t.co/CGGca5NKOT
「『リンみたいな女はいない。ほんとに可愛くて仕方ないんだ』って満面の笑みで、スマホの画面をずーっと見ていたんです。もうデレデレでしたよ」— NEWSポストセブン (@news_postseven) July 10, 2025
うーん。。。うーん。。恋愛感情のもつれで相手を刺しても何にも生まれないだろ。何か得たものはあったのか??
「凛みたいな女はいない。可愛くて仕方ないんだ…」事件3週間前に“両手ナイフ男”が吐露した被害者・伊藤凛さん(26)への“異常な執着#Yahooニュースhttps://t.co/TFgw612Yhm
— mr.taashiba (@zeitaku_bitou) July 10, 2025
竹内朋香さんと伊藤凜さんが山下市郎に殺害された浜松市千歳のガールズバー「Girl’s Bar NaNa」の現場に手を合わせてきました。
お供えものがたくさんあり故人が多くの人に慕われていた事が伺えます。 pic.twitter.com/FQkT7mCalB— 茶番 (@mamamam4949) July 9, 2025
まとめ|“最後の旅行”は救いの場ではなかった
山下容疑者にとって、熱海での2人の時間は「最後の思い出作り」だったのかもしれません。
しかし、伊藤さんにとっては、それは「逃げ場のない監禁に近い空間」であり、
命の危険を感じながら、それでも誰にも助けを求められなかった48時間だったのです。