竹内英明元県議の死因は誹謗中傷?妻が立花孝志を刑事告訴「死者への侮辱を許さない」

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兵庫県の竹内英明・元県議(当時50歳)が自ら命を絶ってから半年。
遺族がついに声を上げました。

竹内氏の妻は、ネットや動画上で夫の名誉を傷つける発言を繰り返したとして、NHK党の立花孝志党首を刑事告訴しました。
「反論できない死者を愚弄し、死してなお辱めるような言葉が続いた。これはもう耐えられない」と、悔しさをにじませながら訴えました。

「夫は望んで命を絶ったのではない。誹謗中傷に追い詰められたんです」

竹内氏の死の背景には何があったのか?
そして、なぜ今、告訴に踏み切ったのでしょうか。

遺族の想いと共に“死者への名誉毀損”という重いテーマに迫ります。

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目次

竹内英明元県議が命を絶つまでの経緯

兵庫県議だった竹内英明氏は、2023年に設置された百条委員会の委員として、斎藤兵庫県知事の“パワハラ疑惑”などを追及していました。

しかしその後、ネット上では「竹内が黒幕」「捏造した」などといった誹謗中傷が拡散。県議を辞職しても、風当たりは止まりませんでした。

2024年1月。
竹内氏はうつ状態と診断され、ついには自ら命を絶つという最悪の結末を迎えることになります。

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竹内英明氏の妻が語った「名誉を奪われた苦しみ」とは?

2024年7月、竹内氏の妻は記者会見でこう語りました。

「反論することのできない死者を愚弄し、蔑み、死してなお辱めを与える。
悲しみの底に沈みもがき苦しむ私たち遺族にとって、このような堪え難い地獄があるでしょうか」

彼女が刑事告訴に踏み切った相手は、NHK党の立花孝志党首。
立花氏は、2023年の県知事選に出馬した際のYouTube動画などで、竹内氏について次のように発言していました:

  • 「ありもしない噂話を作った人」

  • 「自業自得で死んだ」

  • 「悪いことしてるから死んだんやろ」

  • 「死んで説明責任を果たさないのはずるい」

これらの発言により、妻は「生前・死後両方にわたる名誉毀損」で立花氏を刑事告訴しました

警察はこれを正式に受理しています。

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立花孝志氏の“名誉毀損発言”とは?

今回の刑事告訴で問われているのは、立花氏がYouTubeなどの公開メディアで繰り返した発言の数々です。

なかでも、竹内氏の名誉を傷つけるとされている発言は以下のような内容でした。

  • 「竹内英明は、ありもしない噂話をつくって斎藤知事をいじめていた」

  • 「お亡くなりになったといっても、自業自得」

  • 「悪いことしてるから死んだんやろ」

  • 「死んで説明責任を果たさないのはずるい」

  • 「(竹内は)ひとり狙い撃ち、これはいじめの原則。ガーって行くんですよ」

  • 「逮捕される予定だった」

特に問題視されているのは、竹内氏が実際には一度も警察の事情聴取を受けておらず、逮捕の予定もなかったという事実

この点については、兵庫県警の村井本部長が「完全な事実無根」と明言し、議会で公的に否定するという異例の対応がとられました。

さらに、「悪いことをして死んだ」「死者は説明責任を果たしていない」といった言葉は、故人に対する侮辱・断定的非難として、遺族に深い傷を残したとみられています。

これらの発言は、単なる批評や意見の域を超え、死後の名誉を不当に傷つけたとして、名誉毀損罪の構成要件に当てはまる可能性があるのです。

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今後の焦点は「死者への名誉毀損」が成立するか

専門家である京都大学大学院・藤井聡教授は、

「亡くなる前と亡くなった後、どちらも名誉毀損として成立する可能性がある。
当局にはしっかりと判断してもらいたい」

と述べており、死者への名誉毀損が刑事的にどう判断されるかが今後の焦点となります。

一方、告訴された立花氏は「不起訴になるよう努力する」としています。

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ネットの反応は?

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まとめ

竹内英明元県議の死をめぐり、遺族が立花孝志氏を刑事告訴するという異例の事態に発展しました。
「誹謗中傷が夫の命を奪った」――妻が訴えたのは、死者を傷つける“言葉の暴力”に対する警鐘でもあります。

今後の焦点は、「死者への名誉毀損」が法的にどう判断されるのか。
そして、ネット社会における発言の責任が、どこまで問われるのかに注目が集まります。

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