アディーレ法律事務所で起きた刺殺事件に新たな展開が。
逮捕された渡辺玲人容疑者が「バカにされた」と供述する一方で、被害男性とは実際には接点すらなかったことが明らかになりました。
捜査が進むにつれ、“被害妄想による一方的な恨み”が事件の根底にあった可能性が浮上しています。
今回の記事では、こちらの話題について深堀りしていきます。
アディーレ法律事務所で起きた凶行の概要
2025年7月1日、東京・池袋の「サンシャイン60」に入るアディーレ法律事務所で発生した刺殺事件。
従業員の渡辺玲人容疑者(50)が、同僚男性をナイフで襲い、死亡させた容疑で逮捕されました。
渡辺容疑者は「以前からバカにされていた」「我慢の限界だった」と供述していました。
春頃から強まっていた「被害感情」
警視庁の調べによれば、渡辺容疑者は2025年の春ごろから、知人に対して以下のような発言を繰り返していました。
「サバイバルナイフを買いました」
「殺す準備はできている」
「刑務所に行きます」
このような犯行予告”とも取れる内容を何度も話しており、被害感情は長期的に積み重なっていたとみられています。
「監視されている」「盗聴されている」とも発言
渡辺容疑者は、同僚からの“監視”や“盗聴”を訴えていたことも判明しています。
「メールが読まれている」「耳元で逃げられないと言われた」など、常識的には理解しがたい内容を真顔で語っていたと知人は証言しています。
こうした言動から、警視庁は被害妄想が強くなっていた可能性があると見ており、今後、精神鑑定が行われる可能性も指摘されています。
本当は“陰湿なタイプ”?置き配トラブルも報道
発泡スチロール箱を無意味に蹴り壊す
近隣住民の証言によると、容疑者は“物静か”と見られていた一方で、置き配された発泡スチロールの荷物を蹴り、「バラバラに散らかったり穴が開けられる」行為を何度も行っていたことが明らかになっています。
事件前日の異常行動も目撃か?
一部SNSでは、「事件前日にも発泡スチロールが蹴られて散乱していた」といった情報が投稿されています。
散乱状態が“日常的”だった可能性もあり、容疑者の精神状況が不安定だったとの見方が強まります。
被害者は完全な“無関係”だった可能性も
渡辺玲人容疑者は、取り調べに対して「言葉や態度でバカにされた」「以前から我慢していた」と供述しています。
一見すると職場内での確執による犯行のように思えますが、捜査が進むにつれて驚きの事実が判明しました。
なんと、被害男性と渡辺容疑者は、同じ職場に在籍していたものの、業務上のやり取りはほぼ皆無だったというのです。
いわゆる「同僚」といっても、フロアや部署が異なるなど、直接的な接点がなかった可能性が高いと報道されています。
一方的な“逆恨み”だった可能性
こうした関係性から考えると、容疑者が語った「バカにされた」という供述は、事実ではなく主観や誤解、あるいは妄想に基づいていたと見られます。
つまり、今回の犯行は、明確な動機や関係性が存在しない“逆恨み”による突発的かつ理不尽な凶行だったと言えるのです。
心の中だけで作られた“敵”だった?
渡辺容疑者は以前から、「監視されている」「盗聴されている」などの妄想的な発言を繰り返しており、
その“被害者意識”の矛先が、たまたま目についた同じ職場の人物に向けられてしまった可能性があります。
現実に接点がないにもかかわらず、「自分を傷つける存在」だと信じ込み、
心の中だけで“加害者像”を作り上げていた――
それが今回の悲劇を招いた構図といえるでしょう。
無関係の人間が殺された衝撃と恐怖
被害男性にはトラブル歴もなく、社内では「真面目で穏やかな人柄」と評判だったとのこと。
それだけに、「何の関係もない人間が一方的な思い込みで殺された」という事実は、恐ろしさとやりきれなさをより際立たせています。
ネット上でも、
「関係ない人が殺されるなんて、怖すぎる」
「他人の頭の中だけで敵にされるの、もう運じゃん」
「完全に“被害者のいない”恨み」
といった声が多く見られています。
ネット上の反応は?
東京・池袋の「サンシャイン60」31階にあるアディーレ法律事務所で36歳の男性が刺されて死亡した事件で警視庁に殺人の疑いで逮捕されたのは、同僚の渡辺玲人容疑者(50)。リュックから犯行に使ったナイフや別のナイフ2本が発見。「恨みを味わせたかった。死んでも構わないと思って刺した」と供述やで。 pic.twitter.com/3xvvbYy8kO
— おぐちゃん (@masaogu1215) July 1, 2025
「1カ月前くらいにナイフ購入」渡辺玲人容疑者(50)が供述…池袋サンシャイン刺殺事件 被害者知人「明るい感じ…運動得意だった」 #FNNプライムオンライン #LiveNewsdays https://t.co/BN9AmyLd2L
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) July 3, 2025
渡辺玲人容疑者(50)「以前から芳野さんに恨み」 被害者宅の関係者「普通に優しい人…考えられない」 池袋サンシャイン60「アディーレ法律事務所」同僚刺殺https://t.co/bglDp1q5W4
どうやら積年の恨みからの犯行らしいが、同僚とはいえ年齢も乖離しているしどういう職場環境だったのだろう? pic.twitter.com/fEajQgPysO
— aprilaegeansea (@aprilaegeansea) July 2, 2025
一気にカルト事案っぽくなった
被害者はカルトから監視者として仕立て上げられただけかも
【独自】「私を絶えず監視している」渡辺玲人容疑者が事件前に知人に告白「殺す準備をします、刑務所に行きます」池袋サンシャイン刺殺事件 #FNNプライムオンライン #サンシャイン https://t.co/kLX1hzQoc8
— はち12 (@hachi12new) July 11, 2025
渡辺玲人(50)
“アディーレ法律事務所殺人 元同僚が振り返る50歳容疑者の“キモすぎる奇行”「男の同僚にボディタッチ&待ち伏せ」「年中マスク着用で薄い頭髪を気にしていた」” https://t.co/zQ65Xk8KiO
— 昭和ホテルファンクラブ (@hotelnewaka0) July 7, 2025
まとめ
渡辺容疑者の供述とは裏腹に、被害男性との接点はほぼなく、「バカにされた」という認識は被害妄想だった可能性が高まっています。
一方的な思い込みと精神的な不安定さが、重大事件を引き起こした今回のケース。
今後の捜査や鑑定の結果が、事件の真相をより深く浮き彫りにすることになりそうです。